不足額2000万円なんて
この夏の参院選が終わったあと、途端に聞かれなくなったのが、あれほど騒いだ「年金2000万円の不足」問題だ。
選挙が終わればもうどうでもいいのか。
改めて考えると妙な話だった。
政府が発表する予定だった年金関係の広報パンフレットの原案にあった例が元なのだそうだが、その前提条件は
「定年後に夫婦で90歳まで生きると仮定して、現在の平均支出と比して年金受給額だけでは2000万円不足する」
というものだそうだ。
2000万円という数字にはインパクトがあるので、ことさらこれをクローズアップして野党とやらが声高に言い募っていた。政権側にダメージを与えうると思ったのだろう。浅はかな奴らである。
この数字を冷静に計算してみると、こうだ。
2000万円を30(年)で割る。
1年あたりの金額を12(カ月)で割ると・・・
ひと月あたりでは5万5555円である。
さらに言えば1日あたり1800円ほどだ。
これが巨額だろうか。
そもそも90歳まで生きられるかは疑問だし、「夫婦」といってもそれ以前に現在のたいていの若者は結婚もおぼつかないのである。
2000万円といえば大金だし、それを一度に用意するのは通常の零細給与生活者には至難の業だ。
これはただの「切り取り」手法である。結果的にたいしたことではないと分かっていたからこそ、選挙後には沙汰やみになったのである。
第一、現在の野党とやらが政権を取ったとしても解決できはしないだろうし、さらに悪化する可能性もある。
国も他人もだれも当てにしない。他者に期待はしないこと。
将来においても現在も、生活は自助努力が基本である。
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