歩きスマホはやめましょう

スマートフォンの画面に見入りながら歩くことは危ない。
 先日、混雑する都心部のターミナル駅構内を歩いていた(むろんスマホを操作しながらではない)。
 これまでは「歩きスマホ」は若者が中心だったはずだが、久々に街へ出ると高齢の方もスマホに見入りながら歩いていることが多くなったことに気づいた。
 危ないとはいえ、若者は画面に目をやりながらでも周囲の気配を敏感に察知する身体能力が高いためか、あまり激突するような場面を見ない。際どいところでかわしている。
 だが高齢者は違う。スマホに夢中で画面に気を取られていると周囲の動きを機敏に察知することは難しいようで、画面を見つめたままの姿勢でまっすぐ人のいる方へ(時には柱や壁へまっすぐ・・・)突進してくるのだ。
 スマホは幅広い世代に普及した。便利な道具には間違いないが、その結果がこれだ。もはや「マナー喚起」などと言っていられる場合ではなくなっている。
 こちらもスマホに夢中になっていては危険をかわすことすらできない。
 無事な生活を続けたければ、周囲の動きには十分気をつけながら歩くことだ。よけてやるのは悔しくもあるが、「歩きスマホ者」を先に発見できれば回避は十分可能である。


Original 31 may 2016

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