手を打って笑う

ファミリーレストランなどで、若い人たちのグループがあちこちの席で談笑している。
にぎやかに話すその声の中に、時折手を打つ大きな音が交じる。
拍手ではない。
笑う時にほぼ例外なくパチンと大きな身振りで1、2度手を打つのである。
グループの人数が多いほどその傾向は顕著である。
2、3人くらいの時には、よほどの爆笑でもなければやらないようだ。

なぜいちいち手を打つのであろうか。
あれは「笑って」いるのではなく、相手の話に「受けて」いることを表現しているのだと思う。
さらに言えば「受けてみせて」いるのである。そして「笑ってみせて」いるのである。
それはテレビの芸人と称する人たちがバラエティ番組で行う表現様式の影響が濃厚だと思われるが、あまり品のいいものではない。

しかしその行動は、単純に楽しんでいるだけでなく相手への気遣いを感じさせる。
あれはあれで「社交辞令」の一種なのか、と思うと少々いじらしくもなった。

Original 17 feb 2016

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